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コンサルティング実績

東銀座エリアマネジメント

場所
東京都中央区
期間
2021年~現在
業務
  • 組織事務局運営
  • ワークショップ開催

歴史あるまちで、エンターテイメント企業が中心となり展開するエリアマネジメント

東銀座は歌舞伎座、新橋演舞場が立地し、古くから芝居文化が根付くまちであり、また、新橋演舞場がある場所の周辺から築地エリアにかけては料亭街が形成されています。そんな日本文化×食×エンタメのまちである東銀座の魅力を発信するため、2020年、当初は松竹株式会社の社内プロジェクトとしてエリアマネジメントがスタートしました。東銀座エリア、隣接する築地エリアでは、2040年頃までにかけて再開発事業が目白押しで、松竹株式会社も本社機能を持つ東劇ビルを20年代後半には建て替え予定。また、中央区は銀座・築地周辺を結ぶみどりのプロムナードの創出を図ることを目的に「銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想」を策定しており、首都高速の築地川区間の上部空間を活用した緑のアメニティ空間の創出が計画されています。
こうしたまちの再生の活性化、併せてこれまでのまちの魅力発信をより充実してくため、エリア内の町会、企業などで構成する「東銀座まちづくり推進協議会」「一般社団法人東銀座エリアマネジメント」が2022年に設立されました。
当社は組織組成の段階からコンサルティング業務に携わっています。東銀座エリアでは、組織組成以前からエリアマネジメント活動が展開されていたので、これらを踏襲しつつ、地域関係者をより巻き込んでいくためにはどういった運営体制が良いのか、組織を組成する必要性を関係者に理解してもらうことなどに重点を置きコンサルティングを実施していきました。組織組成以降は、組織運営やまちづくり方針検討に関する支援を行っています。

多くの関係者との連携、制度活用をしながら多様な活動を積極的に展開

協議会、一般社団法人の組織設立以降は、地域関係者と連携し、まちづくりに関する制度も活用しながら、エリアマネジメント事業の幅を広げています。エリアの安心・安全につながる活動としては、晴海通りを中心としたエリアでの毎月の清掃活動、電動キックボードの安全講習会、地元消防署主催の消防フェアへの協力(松竹所有物件の公開空地やアトリウム空間をイベント会場として提供)、協議会会員向けの防災ワークショップの開催など。また、協議会会員にとって今後の東銀座エリアのまちづくりを考えるきっかけとなるよう、著名人を招いてのトークショーを開催しています。
定期的な事業としては、ランチ時を中心とした公開空地へのキッチンカーの誘致。期間限定のイベントも、夏の風鈴イベント、打ち水イベント、ウィンターイルミネーションなど季節感のあるものや、屋台やキッチンカーの他子どもの遊び場も一緒に出店するようなマルシェも多数開催しています。
WebサイトやInstagramでは、こうした事業や地域関係者へのインタビュー記事などを情報発信しています。
これらのイベントは、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」の『まちづくり団体の登録制度』を活用し、エリア内の公開空地でも実施されています。また、イベントに併せて新橋演舞場前の道路を一部道路封鎖し、休憩スポットを設置するなど、公共空間活用にも積極的に取組まれています。
当社は他地区での実績を活かし、公共空間活用に係る行政協議の進め方、活用できるまちづくり制度に関してのコンサルティングを実施しています。

自治体・開発事業者・地域団体さまのご要望に応じて、
まちづくりに関する取組みを幅広くサポートします。